もしうつと診断されたら【病気と向き合う方法を調査】

男性

種類別の症状と特徴

医療

基本症状から新型まで

うつ病は現在、原因や症状ごとに細かく分けて診断される病気となっています。基本的な種類としては大うつ病性障害があり、これが最も基本的な症状として知られています。主な症状は抑うつ状態と興味の喪失、焦り、思考制止、睡眠障害や身体の痛みなどで、死にたいと思う気持ちが伴うのも大きな特徴です。これに対して双極性障害は、気分の落ち込みに加えて気分が異常に高揚する躁状態を持ち、双方を繰り返すという特徴があります。いずれにしても真面目な性格の人に多く、常に疲弊感があり、食欲不振や体重減少、不眠などが見られます。うつ病は、この2種類に大別して診断する考え方もありますが、近年ではこれらを従来型として、更に新型を加えて大別する考え方もあります。新型というのは正式には非定型と呼ばれ、気分が乱高下し、前述の症状とは真逆の体重増加、過食、過眠などが症状として現れます。性格も、自分では責任を持ちたがらず、問題はすべて他人のせいにするといった従来型の真逆に振れる傾向があり、特徴を大きく変える要因となっています。非定型はここから更に逃避型、現代型、未熟型、ディスチミア親和型に細分化され、それぞれ異なる原因や症状があるのも特徴です。逃避型は、エリート気質に多く、仕事への意欲を失った時に発症しやすいと考えられています。平日の朝は起きられなくても午後や週末には元気になる傾向があり、家族サービスなどにも積極的です。現代型は比較的症状が軽く、仲間意識や社会への帰属意識が希薄なタイプに多い症状です。仕事での負担が増加すると発症しやすいと考えられています。未熟型は20代に多く、挫折による不安や焦燥がトリガーとなり、他人に対して依存が強くなる傾向が特徴的です。ディスチミア親和型は、社会に親和性がなく、役割を強要されることで強いストレスを感じるタイプです。従来型の治療薬で改善が見られないのも特徴で、治療過程では心理面からのアプローチが中心となります。いずれにしても診断は専門医による必要があり、原因も簡単には解明しにくいものであることは事実です。心身のストレスが悪化のトリガーとなる点はすべての症状で共通していますので、休養や睡眠が十分に取れる生活環境を意識的に整えておくことが重要でしょう。他にも季節性情動障害や婚前うつ病、マタニティブルーなど、特定の時期にうつ病と診断される障害もあります。高齢者がかかりやすい退行期うつ病なども問題になっており、老齢期に差し掛かる時期にも注意が必要です。